明るさとニヒリズムが交錯
2006年 03月 29日
桜が咲く季節がくると、高野悦子著「二十歳の原点」を思い出す。これを初めて読んでからもう六年。先日久々に読みなおしてみた。初めて読んだときのリアリティーもキラキラした言葉もなく、そこに共感はもうなかった。自己を確立しようと格闘したり、理想を砕かれたり。自覚もなく、自分はいつの間にかそれらを解決または乗り越え、大人になっていたようです。“独りであること、未熟であること”。今でもその言葉はリアルだが、これが私の二十歳の原点で、それよりももっと若い頃、一番叫びたかったことだった。
by tokuanoku
| 2006-03-29 21:22
| 日記